選ぶ喜びの、はじまり
大学時代を過ごした福岡で、ずっと憧れていた友人がいる。
彼は、人と違うものを選ぶのが好きだった。
流行っているものをそのまま身に着けるのではなく、自分が気に入った一点物を、自分の基準で選ぶ。
人からどう見られるかより、自分が何を好きなのかを大事にしていた。
その姿が、今でも強く心に残っている。
いつか glemnas® を、彼に届けたいと思っている。
それから長い年月が経って、僕はある動画の中で、一人の女性キャンパーに出会った。
愛車のラングラーに、自分の感性で選んだキャンプギア。
好きな服を着て、ひとりで自然の中へ出かけていく。
彼女の持ち物が格好よく見えたのは、高価だからではなかった。
一つひとつが彼女自身の好みで選ばれていて、その積み重ねが、ひとつの生き方としてそこにあったからだ。
その世界に少しでも近づきたくなって、僕は NANGA を買った。
ただ一着の服を買っただけのことだ。
それでも、その一着を選んだことで、それまでとは少し違う世界に足を踏み入れたような気がした。
後になって気づいたことがある。
僕が憧れていたのは、服でも、車でも、道具でもなかった。
それらを自分の意思で選び、楽しんでいる人たちの生き方そのものだった。
2026年5月、ブランドづくりを進めていた僕は、こんな言葉を口にしていた。
「選択って言葉。ずっと俺のテーマだったってことに驚き。」
ブランドのために後から掲げた言葉ではなかった。
大学時代の友人も、動画の中のキャンパーも、振り返れば同じものを見せてくれていた。
22年勤めた仕事を離れて、この道を選んだことも、きっとその延長線上にある。
だから、glemnas® をつくった。
誰かの正解になるためでも、誰かの個性を塗り替えるためでもない。
全身を glemnas® でそろえてほしいとも思っていない。
長年はき込んだパンツや、お気に入りの靴に、glemnas® の一枚が加わる。
主役は、それを選んだあなたのほうだ。
その一枚が、まだ知らない場所へ出かけるきっかけになるかもしれない。
新しいことを始める、小さな一歩になるかもしれない。
あなたの人生が動き出すきっかけの一枚を。
BRAND STORY
glemnas®